FEDECA ( フェデカ ) 鍛造バトニング鉈

FEDECA

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家族みんなで焚火を楽しめる、新発想のフルタング鉈(なた)。

キャンプといえば焚火(たきび)。
中でも、ナイフで薪(まき)を小さく割るバトニングから、それを表面を羽の形のように薄く削り重ねて火をつけるフェザースティックまでを、ナイフ一本で行うことが焚火の醍醐味です。

家族みんなで楽しめたらいいのですが、
刃先で手を切ってしまわないか…
誤って刃を欠けさせてしまわないか…
力が無い子供に薪を割ったり削ったりするのは難しそう…

といった理由から、結局はお父さんの役割になっていませんか?
焚火を楽しむ喜びを、お父さんだけでなく家族みんなで分かち合えたら、もっと楽しいはず。
力のない人でも薪を割りやすく、テクニックが無くても削りやすい。

先端が尖っていないので初心者でも安心して使える。
『家族みんなで焚火を楽しむ。』
ありそうでなかったコンセプトの焚火専用の鉈を作りました。
こだわりのポイント5つをご紹介します!

① 先端の突起で、刃が欠けにくい。

バトニングとはナイフで木を割る技術のこと。
とくに斧で割ることが難しいような細い薪を小割にするときに使います。
薪にナイフを押し当て、ブレードの背中 を 「別の木材」で叩くことで簡単に薪を割ることができるので、火を起こす際のキャンパー必須の技術として注目を集めています。

バトニングには、初心者には危険がいっぱい。
「刃をうまくコントロールできず、けがをしてしまった。」
「おもいっきり振り下ろして刃先を痛めてしまった。」
そのような経験をお持ちの皆様も多いのではないでしょうか?
皆様に安心にお使いいただくために、私たちは先端に刃を保護する石突(いしづき)という突起を設けました。

バトニングで刃を振り下ろしたら、石にあたって刃先が欠けてしまった…。なんてことがよくあると思います。そんな日は一日テンションが下がりますよね。しかし私たちの鉈は石突があるので、地面を気にせず力を入れて振り下ろす事ができます。

また、鉈やナイフでバトニングするとき、薪割台に刃先が刺さって、そのたびに抜くのが地味にストレスだったりしませんか…?これも、石突があることで薪割り台に刃が刺さらずに済むのでスムーズな薪割りができます。

 

② 先端がとがっていなくて、怪我をしにくい。

バトニングの際に、挟まった刃を抜こうとして、誤ってナイフの先端や鉈の刃先で怪我をしそうになったことありませんか?鍛造バトニング鉈では先端が尖っておらず丸みを帯びているので、怪我をするリスクが少ないのも安心です。

③ 6㎜の極厚鍛造ブレードで気持ちよく割れる。

刃厚が6㎜もあるのは、バトニング用の刃物の中ではかなり厚い部類に入ります。厚みをもたせることで、薄い刃に比べ、薪を左右に押し広げやすいので、軽い力で薪を割ることができます。

更に、刃の断面は、外側にハマグリのようにすこし丸みを帯びた「ハマグリ刃」になっており、強度が高く刃こぼれしにくい。木を割る力が強いです。

④折れる心配がない、頑丈なフルタング構造

ハンドルと刃が分かれている伝統的な鉈でバトニングをすると、刃と持ち手の連結部分に負荷がかかり、折れてしまう可能性があります。

しかし、刃先からハンドル部分まで鋼が入ったフルタング構造なら、おもいっきり叩いても大丈夫!折れる心配が少なく、とても堅牢。安心して使えます。

素材には、硬く靭性の高いシリコンマンガン鋼を使用。耐衝撃性の求められる耕運機の爪や、自動車の板バネなどに使用されている特殊鋼材。

巨大プレス機の600トンの衝撃による熱間鍛造でとても強靭なブレードに仕上げました。

⑤ 絶妙な重心バランスで気持ちよく削れる。

薪を小割にした後は、フェザースティック作りです。火が付きやすいフェザースティックには、細長いフェザーをたくさん削り出すことが重要です。

刃先のコントロールが非常に大切なのですが、それには刃体の重心バランスがポイントとなります。一般的な鉈のようにヘッドが重いと振り回されて、コントロールにものすごく疲れますし、狙いが定まりにくいものです。

フルタングナイフのようにハンドル側が重いと、刃先を腕でコントロールすることになるので繊細な仕事がしにくく、こまやかなフェザーも作りにくいです。

「鍛造バトニング鉈」では、全体の重心を中心部にとることで、刃先の適度な重みを使って、少ない力でスーッと木を削ることができ、また、ハンドル側に適度な重みがあるので、ヘッドコントロールもしやすいので、繊細なフェザーを作ることを可能にしました。全長24.5㎝とナイフのようなコンパクトさも扱いやすいポイントです。

付属のレザーケースにもこだわりを。

ケースも大切な作品の一部であるので、自信をもってお勧めできる素材で作られています。兵庫県は姫路を拠点に100年以上の歴史を誇る日本トップクラスの高品質レザーをつくるタンナー、(株)山陽の「フルベジタブルタンニンレザー」を使用。(株)山陽のフルベジタブルタンニンレザーは、約1カ月の間タンニン液が入ったプール「ピット槽」に漬けこまれ、ゆっくりと鞣されていきます。

そのため革の繊維層を損なうことなく、しっかりとした「堅さ」「強さ」を維持したまま「革」になっています。この特性は鋭利な刃先やデリケートな先端部分を守るのに最適です。それをケースに仕立て上げるのが、同じく兵庫が誇る鞄の産地「豊岡」の鞄職人さん。

「姫路の革」×「豊岡の鞄」×「三木刃物」トリプルコラボが織りなす上質なレザーケースを、標準でお付けしております。

 

【サイズ】
全長 24.5㎝ / 刃渡り 10㎝ / 刃厚 6㎜ /
重量 約 300g

【素材】
刃:シリコンマンガン鋼
柄:積層強化木 (カルナバワックス仕上げ)
ネジ:真鍮

使用上の注意

バトニングとは、鉈やナイフで薪を割る技術のことです。薪に鉈を押し当て、鉈の背中を「別の木材」で叩くことで薪を割っていきます。

バトニングの際は、以下の点にご注意ください。

・ ハンドル部分を叩かないでください。ハンドルが割れる原因となります。
・ 鉈の背中を金槌などの金属で叩かないでください。
・ 薪割台や木の上で行い、直接地面で行わないでください。
・ 節のある硬い木は無理に割らないでください。
・ 鉈の使用時は、保護用に防刃グローブを着用してください。

刃のお手入れ

鍛造バトニング鉈には、切れ味の良い炭素分の多い鋼材を使用しているため、刃を長く使っていただくには、錆対策が必須です。「鍛造バトニング鉈」は全体に表面を保護するために、黒色のフッ素樹脂塗装を施しておりますが、塗装を施していない刃部には、防錆対策が必要です。

使用後は水分をしっかり拭き取り、椿油などの防錆油を施して頂けると長く使っていただくことができます。

刃先の角度は30°と一般的な包丁の角度と同じなので、包丁と同じ要領で研いでいただければ大丈夫です。

ハンドルのお手入れ

出荷時、ハンドルの木材には、FEDECA特製カルナバワックスを塗布しております。

このカルナバワックスに使用される「カルナバ蝋」は植物性の蝋の中で硬度・融点(溶け出す温度)ともに最も高く、自動車用ワックスにも使用されるほどの強度がある天然成分100%のワックスです。

使っていて表面が乾いてきたり、撥水効果が薄れてきたなと感じた時、こちらのワックスや市販の木製品用のワックスを塗布していただければ、また元の艶や撥水効果を取り戻すことができます。

塗り重ねれば重ねるほどに、保護効果は高くなりますのでご使用のたびに塗っていただいても大丈夫です。

レザーケースのお手入れ

革はそのままにしておくと、表面が固くなりひび割れが生じますのでレザーワックスなどで適度な保湿をすることで、劣化を防ぐことができます。

カルナバワックスは天然成分だけで作られているため、本革を傷めず自然に保護できます。また、匂いも控えめで使いやすいので、室内でも換気などを気にせず使うことができます。

レザーワックスは硬くて使いにくいという方にもおすすめです。軟膏のような硬さで塗りやすく、手早く伸ばすことができます。

レザーケースにワックスを塗布するタイミングとしては表面が乾いてきたり、撥水効果が薄れてきた時、革が固くなってきたなと感じた時、塗布していただければ、長く使っていただくことができます。