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ニューエラキャップの歴史の始まりは1920年のことです。エルハルド・クック(Ehrhardy Koch)がEクックキャップ会社という社名の帽子会社を設立しました。 当時製作していたのは現在よく知られているようなキャップではなく、紳士用のカジュアルキャップが中心でした。その当時の流行であったスタイルを取り入れたアイビー・リーグやギャッツビーとして世に広まるファッション帽を生み出します。男性のスーツファッションと相性が良く、お洒落な男性から高い評価を得ました。 1922年には社名をニューエラキャップと変更しました。アメリカの国民的人気娯楽である野球の人気の高まりと共に、1930年代からベースボールキャップの製作に参入しました。品質第一をモットーとし、競争の激しい受注を争います。 1934年には、ニューエラが手掛ける初めてのプロ用ベースボールキャップをクリーブランド・インディアンズのために手掛けました。 1940年にはメジャーリーグやマイナーリーグへの直接販売を始めます。二代目社長となったエルハルドの息子ハロルド・クック(Harold Koch)は、たくさんのカラーのキャップを製作したり、これまで革製だった汗止めバンドに綿を使用したりといったアイデアによって、業界のトップに立つ存在となりました。サイズ調節が可能なキャップもこの頃に誕生します。 1974年にはメジャーリーグの24あるチームのうち、20チームがニューエラと契約しました。応援している選手と同じものをかぶることが流行したことも、ニューエラの成長に大きく貢献することとなります。 それ以降、アメリカメジャーリーグ唯一の公式キャップメーカーとして、全世界の知名度を誇るまでに成長しました。
NEW ERA